現在、"マーケティングツール"はたくさんの企業から様々なタイプのものが提供されています。大手IT企業による買収統合の流れと、アメリカを中心とするベンチャー企業による単機能を磨く流れと大きく2つがありますが、一般的にわかりづらくなっていることが普及を妨げる1つの要因ではないかと感じています。

BtoBマーケティング向けITツールの機能カテゴリー
理解を進めていただくために、ツールが持つ「機能」に着目してまとめてみたのが、こちらの図になります。1つのマーケティングツールがこの図の中の複数の機能を持つイメージです。
例えば、日本のBtoBにおいて最も普及しているマーケティングツールの1つであるSFAは、この図で言うと以下の機能を包含したツールだと表現できます。
- 法人/アカウント(管理)
- 個人/コンタクト
- 案件/商談
- 営業活動
- 集計/レポート
これらを最低限の機能として、各社が他の機能を付与して差別化しているわけです。
本日、2014年1月21日にオープンした日経BP社による新メディア「ITproマーケティング」にて、このITツールを中心とした連載を「マーケティングを支えるITツールを斬る」と題してはじめました。第1回が概要的な内容で公開されています(第1回:マーケティングに役立つITツールとは)。ぜひ感想などお聞かせいただければと思います。